Free The Tone PHA-1 PHASE ANALYZERライブ演奏やレコーディングにおいて、音の「位相」は非常に重要です。同じ周波数で、同じ位相同士の信号を加えると、信号のレベルが上がります。逆に同じ周波数で、逆の位相の信号を加えると、信号同士が打ち消しあい、信号のレベルが下がります。この特性があるため、音が打ち消し合わないように、ドラムのキックに対して、同じ位相でギターやベースの音を出力することが基準となります。しかし、エフェクターの組み合わせ、アンプのチャンネルによっては、逆相で出力することがあり、意図せず音が打ち消しあっている場合があります。ワウやコンプレッサーなど、あえて逆相を利用して音作りする場合もありますので、必ずしも逆相が悪いというわけではありません。位相を把握し、正相か逆相かをコントロールすることで、さらにハイレベルなサウンド作りが可能となります。PHASEANALYZERは、ARC-4と組み合わせて使用することで、簡単に現在のエフェクターの組み合わせが正相なのか逆相なのかを測定することができます。ARC-4には、位相を反転させるフェイズインバート機能が備わっていますので、逆相を正相に、または正相を逆相にして信号を出力することができます。PHASEANALYZERで音の位相を把握し、さらに一歩進んだ音作りの世界を体感してください。<特徴>PHASEANALYZERでは、2種類の位相測定が可能です。リピート測定モード:機器を通過したテスト信号を解析し、正相か逆相かを判断します。一般的なアナログエフェクターだけでなく、フェイザーやコーラス、ディレイなど遅延素子を使用したエフェクターや、AD/DAコンバーターやDSPなどを使用し、出力に遅延が発生するエフェクターなどの位相も測定することができます。コンティニュアス測定モード:出力したテスト信号と同じタイミングの時間の波形を比較し、位相解析を行います。ARC-4とRC-7ケーブル(別売)を組み合わせて使用すると、ARC-4に入力された信号レベル、もしくはARC-4から出力する信号レベルを表示することができます。本体のディスプレイに、入力された信号の波形を表示することができます。DC9VからDC12Vまでの外部電源や9Vバッテリーに対応しています。<主な仕様>端子:TEST SIGNAL OUT端子、ANALYZER IN端子、DC9-12V INジャック、DIN7pin OPTION-2端子電源:ACアダプター、電池(9V形006P型) 消費電流:DC9V動作時 約52mAサイズ:110(W) x 53(D) x 46(H)mm(ノブやスイッチなどの突起物を含む)重量:約230g 付属品:保証書、取扱説明書、電池(9V形006P型)